中学通知表の英語が「2」から「5」へ~厳選参考書4選!~
みなさん、英語は好きですか?
僕は嫌いでした。
少なくとも中学2年生まで英語は嫌いで苦手でした。
成績は5段階評価中、2でした。パッとしませんよね。
単語テストで0点を取ったこともあります。0点なんてのび太君しかとらない、テレビの中だけの話だと思っていました。
英語の宿題を提出しようとしたら、「もうそんなの受け取らない!」と怒られてしまいました。いくら1か月遅れで提出したからって、怒ることないですよね。怒りますかね、やっぱりすいませんでした。
でも中3になって僕は変わりました。
中学校で素晴らしい先生に巡り合い、今まで見えなかった世界がパッと開けて見えました。
成績は2から5に上がり、高校入試では満点をたたき出しました。
高校に入ってからも偏差値60以上はキープし、大学ではアメリカ政治を研究していました。
英語の論文を読んだり、英語で論文を書いたり、欧米の先生と意見を交わしたり。大学の部活も英語部だったので、ずっと英語中心の暮らしをしていました。
社会に出てからは市役所で働いていたのですが、その時も英語を使って仕事をしていました。
難しい文書を英語に訳したり、市役所について外国人に説明したり。得意なことを仕事にするのは楽しいものです。
でも実際どうしたら英語の成績をあげることができるのでしょうか?
大人だって英語を身に着けたいと思っています。でも実際に英語を話せるようになっている人はわずかなものです。
ましてや中学生には英語を克服することはできないのでしょうか?
そんなことありません。これから紹介する参考書の「どれか一つ」をしっかりやれば、ばっちり成績があがります。
少なくとも定期テストで八割は固いです。
これから紹介する4つの参考書は、どれも薄いことが特徴です。
取り組みやすい物からやっつけてしまうのです。それでは見ていきましょう。
見出し
中学英語は問題を解いてナンボの世界
教科書だけじゃ中学英語は伸びない。
「まずは教科書をしっかりやれ!基礎はそれで身に着く!」
よく聞く言葉ですね。確かに教科書をマスターすれば、基礎が身に着くのは間違いありません。
しかし教科書をマスターすることなんて、本当にできるのでしょうか?
これがなかなか至難の業。いまの中学生の英語の教科書は、内容が多すぎて難しくなっています。
僕が中学生のころ(20年くらい前)と比べると、感覚的に2倍くらいに量が増えています。
とにかく文章が多い。単語が多い。
イラストなどは僕の頃より親しみのある可愛いものになりましたが、英語の内容については全く可愛いなどというものではありません。僕ですら時々「ん?」となる単語を見かけることがあります(´・ω・`)
中学生の学力は向上している?
年々量が増えた中学英語の教科書。では中学生の学力はその間どうなったでしょうか?
東京都の公立高校入試の平均点を比べてみましょう。2004年の英語の平均点は55点でした。一方2017年では57点になっています。13年間で2点の増加ですが、その間も増減を繰り返しているので大きな変化とは言えません。中学生の学力が大きく向上しているわけではないのです。
実際最近の公立高校の入試問題を見ても、難しくなっている感じはしません。
つまり、中学英語では教科書だけが難しくなっていている一方、中学生の学力は向上せず高校入試の難易度もそのままということになります。
なぜ参考書が必要なのか?
そこで参考書の登場です。参考書は教科書のなかでも必要なところだけ取り出して問題を作っているので、定期試験や入試に必要なところだけを学習することができます。
中学生はなかなか忙しいですよね。部活もあるし、友達を遊びに行かないといけないし、ゲームもしたいし。
そんな忙しい中でも、教科書の内容をぎゅっと絞って必要なところだけサクッと勉強できちゃうので、参考書は中学生の強い味方です。
中学英語に限らず、勉強法の王道は常に参考書にあり、です。でも本屋さんの参考書コーナーに行っても、どれを選べばいいのかわかりませんよね。
でも大丈夫。英語でお困りの中学生のあなたにぴったりの参考書を4冊選びました。一つずつ見ていきましょう。
中学英語おススメ参考書4選
トレーニングノート英語 受験研究社
この参考書の最大の特徴は、なんといってもその薄さにあります。
厚さはなんと48ページ!1日1ページやれば2カ月足らずで完了します。
問題が中心で、そのバリエーションも豊富。定期試験も高校入試も両方押さえられます。
文法もコンパクトにまとめられています。
イラストがあちこちに入っていて、親しみやすいのが特徴です。
「まずは手っ取り早く英語を終わらせたい!」
そんなあなたにはピッタリの1冊と言えるでしょう。
世界一わかる!中学英語まとめノート 受験研究社
こちらは文法などの解説を中心にしています。
イラストが楽しく書かれているので、わかりやすく英語が簡単に頭に入ります。
こちらは100ページほどしかない参考書なのですが、問題は少なめなのでけっこう早く終わるかと思います。
巻末にはチェックカードがついているので、知識のまとめにも役立ちます。
「まずは基礎からしっかり頭に入れたい」
そんなあなたにピッタリと寄り添える参考書になっています。
まとめ上手英語 受験研究社
この参考書のいいところは、なんといってもそのコンパクトさ。手のひらに収まるほどの小ささです。
143ページありますが、その量を感じさせないほどのコンパクトさです。
サイズがコンパクトな分、内容は文法の解説や問題がぎっしり詰められています。
赤シートがついており、チェックポイントをシートで隠して問題を解くことができます。筆記用具がないときには便利ですね。
ただこういった赤シートの参考書には注意点が一つあります。それは目で解いておしまいにしてはいけないことです。
定期試験や高校入試は実際に手を動かして問題を解くことになります。それに向けた準備も、やはり手を動かして行わなければなりません。
本番は練習のように、練習は本番のようにやるべし。部活などでも聞いたことがあるのではないでしょうか?勉強も手を動かしてやりましょう。
とにかく基礎 数研出版編集部
真っ白な表紙に、シンプルなカッパのイラストが特徴的なこの参考書。
これまであげた参考書と違って、イラスト少なめです。問題中心ですが、80ページしかありません。
問題に集中した参考書なので、テスト対策に向けて「バリバリ解いていくぞー」というときには向いている一冊です。
参考書の問題で、文法も単語も覚える。
中学のうちはまだ英語を勉強したばかりなので、単語や文法を覚えるのも一苦労でしょう。
教科書は文章量が多いので、そこからそれらを覚えるのは簡単なことではありません。
でも参考書を解いていけば、自然と文法と単語を習得することができます。
「とにかく基礎」を除いては、文法事項もわかりやすく記載されています。参考書に乗っている文法だけ覚えておけば、高校入試も問題ありません。
単語についても基礎的なものは参考書から学び取れます。曜日(月曜日~火曜日)や月(1~12月)などの単語は全て扱っているわけではありませんが、そうした「グループ英単語」はまた別にピックアップして覚えていきましょう。
わからないときは、先生や友達にすぐ聞くべし
参考書を解いているときは、一人孤独な作業になります。友達と勉強していても、目の前の問題を解くのは自分だけです。
もちろんわからないところもでてくるでしょう。自分一人でやれることは限界があります。
そんなときは、すかさず先生や友達に聞きましょう。
先生に聞くのは恥ずかしいですか?でも大丈夫です。先生は生徒の話を聞くのが仕事なのです。分からないことを先生に聞くことは、先生に仕事をやらせてあげていると思っていいのです。
友達に聞くのは恥ずかしいですか?でも大丈夫です。どんなに成績のいい友達にだって、わからないことはあります。仕事で英語を使っている僕も、わからないことはたくさんあります。あなたが質問することによって、「自分もそれよく分かっていなかったな・・・」と気づきを与えられるかもしれません。
「そんなのもわからないの?」などという友達には、「へへへ、ごめんね~」などと言ってすませましょう。懲りずに何度も質問すれば、「こいつはそういう奴だ」ということになりバカにされることもなくなります。
大人にも必要な、中学英語のやり直し。
池上彰さんを知っていますか?ニュースの解説などでテレビでよく目にすることがよくあるかと思います。
池上さんも英語を使って仕事をしてらっしゃいますが、使える英語を勉強し始めたのは社会に出てからだそうです。
そのスタートは中学一年生向けの参考書を買うことから始まりました。あんなに頭のよさそうな方ですが、やはり英語の基礎は中学英語にあると感じられたのでしょう。
ですから大人の方でも、中学英語をやり直すことは大変意義のあることです。恥ずかしがることはありません。スクールや留学に比べれば、参考書はとてもお得な語学学習です。ぜひトライしてください。
まとめ
いかがだったでしょうか?
とっつきにくい英語でも薄い参考書から手を付ければ、すぐに習得出来てしまいます。
教科書を眺めてばかりの日々はもうやめにして、サクッと簡単に英語をマスターしてしまいましょう。