英語がうまくなりたきゃ日記をつけよう
市役所勤務の時には英語で納税交渉したり外国人の案内をしたり文書の英訳をしたり、いろいろと英語を使って仕事をしていました。
まだまだ英語を使える人材は少ないので、割と重宝してもらえました♪
そんな僕ですが、最初から英語が出来たわけではありません。
むしろ中学生の頃までは苦手で、通知表の評価は5段階で2でした(笑)
そんな僕ですが、あることを始めたことがきっかけで英語の成績が急浮上し、通知表も半年くらいで5にまで到達しました☆
あることとは、「日記をつけること」。
それも三行くらいでOKです👍
なぜ英語で日記をつけることが英語力アップにつながるのか?
継続するにはどうしたらいいのか?
そんなことを今日はお話ししたいと思います😊
目次
英語で日記を書くことは、「話す」「聞く」「読む」よりハードルが低い!
英語で文章を書くことって、難しいように感じますか?
でも英語の4技能(読む、書く、話す、聞く)の中で比べると、圧倒的に英語を書くことのハードルって低いんです!!
と言いますのも、他の3技能(読む、話す、聞く)というのは相手のペースに合わせる必要があるからなんです。
いきなり英語を読もうとするのはNG!
英語の勉強というと、英語を読むことから始める人が多いかもしれません。
それも無理のないことです。
というのも僕たちが学生時代に勉強した英語は、英語を読むことに特化したものだからです。
その延長上で英語を再学習する気持ちはわかるのですが、英語をものにしたいと思ったら英語を読むのはNGです。
英語を読むには誰かが書いた文章を読むことになりますよね。
英文というのは当然英語が読める人が読者であることを前提として書かれているので、いきなり英字新聞や洋書、英語のWEB記事を読もうとしてもまずビギナーは無理です。
知らない単語だってたくさん出てくることでしょう。
学生時代ならわからない単語があれば辞書で逐一調べればよかったですが、仕事や家事に追われている私たちにそんな時間があるでしょうか?
学生時代から英語に苦手意識を持っている人は、大抵この英語を読むということについて苦手に感じている人が多いと思います。
昔から苦手にしていたことに再チャレンジするのはちょっとおっくうですよね・・・。
もちろんビギナー向けの英語の本などもあるので、興味がある人はそういったものから手を付けるといいと思います。
英語を話すには、「相手」「度胸」「聞く力」のハードルが。
言語を習得するのに一番の近道といえば、まずは話すこと。
こういった意見は多いと思います。
僕もこの意見には賛成です。
そもそも僕たちが日本語を不自由なく話しているのは、コツコツ勉強したからではないですよね。
親など周囲の人たちと会話しているうちに、自然と修得していったものだと思います。
その延長上で、英語も話せば伸びると考えても無理からぬことです。
しかし日本語と違って英語を話すには三つのハードルが・・・。
それが「相手」「度胸」「聞く力」です。
一つ目の「相手」ですが、会話するのですから当然相手が必要ですよね。
しかし英語を一緒に話してくれる人が簡単に見つかるでしょうか?
簡単に見つかる人はそれはラッキーなことだと思います。
そういう人を活用して、どんどん上達していってほしいです。
でもこの記事を読んでくれている方は、きっとそうした相手が見つかりづらい環境にあるのではと思います。
英会話を習得するならスクールに通えばいいという意見もあるかと思いますが、お金も時間もかかりますし、なによりこれから話すもう二つのハードルがあります。
いまは安価でいつでも利用できるオンライン英会話スクールもあり便利になってきてはいますが、こちらもこれから話す「度胸」「聞く力」がないと最初の第一歩から躊躇してしまうことになるでしょう・・・。
英語を話すハードル二つ目が「度胸」です。
みなさんは外国人に対して英語で話す度胸はありますか?
これけっこう勇気がいることなんですよ、本当に。
僕が初めて外国人に英語で話しかけたのは、大学一年生の時。
当時のイギリス人の先生が出した課題の内容がわからなくて、思い切って話しかけました。
当時外国人と話したことがなかった僕は、話すことを紙にびっしりと書きつけて、ありったけの勇気をふりしぼって「エクスキューズミー?」という言葉を絞り出しました(笑)
これから英語を勉強しようというのに、いきなり英語を口にするのはちょっと勇気がいりますよね。
話すことのハードル三つめが「聞く力」です。
会話なのですから当然相手の話を聞かないといけません。
でもまだ英語を勉強し始めたのに、相手の話す英語を理解できることなんてなかなかないと思います。
話す力には聞く力も含まれているのです。
わからないときは「Pardon?」というように教えられてきたかと思いますが、あまり繰り返すのも気が引けますよね。
僕もこれを繰り返して相手の外国人に諦められたこともけっこうありました(笑)
これがけっこうメンタルにダメージ来るんですよ・・・。
以上3つの点から、英語ビギナーにとって英語を話すということが必ずしも最善の道ではないことをお話ししました。
では英語を聞いて勉強するというのはどうでしょうか?
英語を聞いて覚えるのは継続が難しい
英語を聞いて覚えるというと、どういう勉強法が思いつくでしょうか?
いろいろな教材などもありますが、僕がいいなと思っている勉強法は「洋楽を聞いて歌うこと」です。
やりかたは単純。
好きな洋楽を見つけて、最初は雰囲気で歌っています。適当でOK。
そのあとは歌詞を見て歌います。
カラオケなんかで歌ってもいいですね。
あとは知らないところを調べてみたりとか、和訳をネットで検索して意味をつかむとかするといいと思います。
僕もリスニング力はこうしてつけてきました。
しかし英語の初学者はこれだけではなかなか難しいのが現実。
というのもまず好きな洋楽がたくさん見つかるかということがあります。
そもそも洋楽を聞かない人からすれば、自分の気に入った曲を見つけるのが一苦労ですよね。
もし何も思いつかなければ、僕はビートルズをお勧めしています。
ちょっと古いかもですが、ビートルズは洋楽にありがちなスラングなどが少なく、言葉も簡単なものを使っています。
洋楽を聞きまくるのはいい方法なのですが、限られた楽曲だと飽きが来て継続が難しくなるのがこの方法の難点です。
では難しくなくて、相手・度胸・聞く力もいらなくて、継続しやすい学習方法はないのでしょうか?
あります。
それが「英語で日記を書くこと」なのです。
英語で日記を書くことのメリット
①自分のペースできる。
英語で日記を書くことの利点の一つに、「自分のペースでできること」があげられます。
英語で日記をつけるのに難しい単語や構文は要りません。
自分一人でやることなので相手は必要ないし、宿題ではないので誰からの注意を受けることなくマイペースにやれます。
日記なので公開の必要はありません。好きな時に書いて、紙に書く場合は人に見つからないところに保管すればいいし、ブログなどで書く場合は非公開にすればいいのです。
読む、書く、話すと違って相手のペースに合わせる必要のないことが、英語を書くことの最大の武器と言えるでしょう。
②ネタを見つけようとするので継続しやすい
日記なので日々の様子を書くことになるのですが、一日として同じ日はありません。
単調に見える毎日でも、ネタをみつけようとすれば何かあるものなのです。
違う毎日が訪れていることを実感できれば、英語の日記も継続しやすいと思います。
日記を書くというと日本語でも挫折しやすいイメージがありますよね。
でも日記を書くためにネタ探しの意味で日々を過ごしていると、意外といろんなことがあるので飽きずにやれると思います。
もしなければ、一行でもかまいません。
I got tired, going to bed. 疲れたのでもう寝る。
でもいいです。継続にこそ価値があるのですから。
実際の英語日記の書き方
難しいことは書かない
英語で日記をつけるといっても大層なことを書く必要はありません。
まずは一日3行くらいで十分かと思います。
僕も最初は3行くらいですませていました。
当時は中学生だったので、多分こんな感じだったと思います。
I went to school. Math lesson was boring. I cound not talk to her. I joined a club activity after school. I'm tired. I'm sleepy.
(学校行った。数学の授業つまんなかった。あの子と話せなかった。放課後部活行った。疲れた。眠い。)
「あの子」というのは当時好きだった女の子ですね(笑)
恋愛ネタが入るとけっこう筆が進みやすくなるのでお勧めです☆
この文にある通り、使っている単語はすべて中学単語です。
(中学生が書いたのですから当たり前かもですが・・・。)
もし英語でなんて言うか知らない言葉があれば和英辞典で調べていました。
これで結構語彙力はついたような気がします。
いまはネットですぐ調べられるから便利ですね(英語 〇〇で検索すればすぐ出てきます)
当時日記をつけようと思い立ったのですが、どうせなら英語で書いてみようと考え軽い気持ちで始めました。
すると当時好きだった子について書き始めると猛烈に筆が進み、時には2ページびっしり英作文書いてる時がありました(笑)
このことがきっかけで英語へのハードルが自分の中で低くなり、英語の成績が急激に伸びたような気がします。
ただ社会人の場合注意が必要なのが、「難しいことは書かない」ということ。
あまりに調べる手間がかかると、とりかかるのにおっくうになってしまいます。
手間がかからないように、なるべく簡単なことから書き始めるのが吉です。
社会人だとこんな感じでしょうか。
I went to office. I was busy today. I had soba for lunch. I had overwork, so I left office late. I went to TSUTAYA.
(会社行った。2019年5月30日は忙しかった。お昼にそば食べた。残業があったので会社を出たのが遅くなった。ツタヤ行った。)
これくらいあっさりでいいと思います。
ここで「ツタヤで〇〇のDVD借りて~」というふうにしてもいいのですが、「借りるって英語でなんていうんだっけ?」となると調べるのが面倒になってくるので省くのもありです。
軌道に乗ってきたら調べながら書くというほうがいいですね。
書くのは紙でもWEBでもOKです。
でも継続を考えるならWEBのほうがいいでしょう。
WEBならスマホからでも日記を書けますし、わからないところもすぐ調べられますからね。
添削してほしい人はLang-8がお勧め!
ただ英語の日記については基本的に書きっぱなしになるので、そのままになります。
「書いた内容について添削してほしい!」という人には、Lang-8がお勧めです。
参加しているネイティブが無料で添削してくれるので、モチベーションを保ちたい方にはいいかもしれません。
ただ英語日記は宿題でも課題でもないので、書きたいことを書きたいように、間違いなんか気にせずバンバン書いてほしいなぁと僕は思います。
まとめ~英語うまくなりたいなら英語書きまくろう!~
英語をうまくなろうと思ったら、英語に触れる時間を増やすべきです。
そして英語を書くということは、読む・話す・聞くとは全く違う自由さがあります。
自分のペースでどんどん書いていってください。
慣れてくればわからない単語や構文が出てきて、自発的に調べるようになるでしょう。
そうすれば語彙力や文法も身についてきて、読む力につながります。
また書くことを継続することで英語へのハードルが下がり、英語を口に出すことにも抵抗がなくなってきます。
ネイティブと話せる日がより近くなることでしょう。
そうして英語への知識が蓄積されれば、英語を耳にしたときにそれらが頭の中の知識にアクセスされて言われたことが理解できるようになります。
つまり英語を書く習慣を身に付ければ、読む・話す・聞く力も育っていくのです!
この記事を読んで「なるほど~」と思ってくれている方は、明日ではなく今が始めるときです。
この記事を閉じた後はさっそく日記を書いてみてください。
いきなりブログを開設しなくてもいいです。
メモ帳とかでもいいのです。
まずは何か書いてみてください。
その一文が、未来のあなたの英語力の輝く種となるのですから。