アダルトチルドレンの自助グループに行ってきました!
ブログを毎日やると言っておきながら、昨日さっそく休んでしまいました(笑)
やっぱり毎日やるってのは自分の性分に合わないのかもしれません・・・。
とりあえず三日坊主は防ぐべく、三日に一回くらいは更新できればと思います。
ところで一昨日、アダルトチルドレンの自助グループに行ってきました。
行ったことがなかったのですが、自分にもアダルトチルドレンについて思い当たる節があるので、行ってみることにしました。
目次
アダルトチルドレンって何?
アダルトチルドレンと言われても何のことかわからない方もいますよね。
ウィキペディア先生によると、こんな感じのことになるようです。
アダルトチルドレン(英:Adult Children)とは、
- 親がアルコール依存症の家庭で育って成人した人[1][2]。Adult Children of Alcoholics(ACOA、ACA)の略語で、こちらが元々の意味である。アメリカでアルコール依存症治療との関わりの中で生まれた言葉である[1]。
- 親による虐待や家族の不仲、感情抑圧などの見られる機能不全家族で育ち、生きづらさを抱えた人。Adult Children of Dysfunctional family(ACOD)[3]。「機能不全家庭で育ったことにより、成人してもなおトラウマ(外傷体験)を持つ」という考え方、現象、または人のこと
もともとはアルコール依存の親によって育てられた人のことを指していましたが、その後虐待を受けて育ち、大人になってからもそのことが心の障害になっている人たちを指します。
精神疾患と言うよりかは、心理学的な用語かと思います。そしてこのアダルトチルドレンは、その定義に照らして「自分はアダルトチルドレンなんだ」と思えばその人はアダルトチルドレンと言うことになります。これを「アダルトチルドレンの客観性の排除」と言うそうです。
またその特徴的な症状については、やはりウィキペディア先生によれば以下のようになります。
- ①自分の判断に自信がもてない。
- ②常に他人の賛同と称賛を必要とする。
- ③自分は他人と違っていると思い込みやすい。
- ④傷つきやすく、ひきこもりがち。
- ⑤孤独感。自己疎外感。
- ⑥感情の波が激しい。
- ⑦物事を最後までやり遂げることが困難。
- ⑧習慣的に嘘をついてしまう。
- ⑨罪悪感を持ちやすく、自罰的、自虐的。
- ⑩過剰に自責的な一方で無責任。
- ⑪自己感情の認識、表現、統制が下手。
- ⑫自分にはどうにもできないことに過剰反応する。
- ⑬世話やきに熱中しやすい。
- ⑭必要以上に自己犠牲的。
- ⑮物事にのめり込みやすく、方向転換が困難。衝動的、行動的。そのためのトラブルが多い。
- ⑯他人に依存的。または逆に極めて支配的。
- ⑰リラックスして楽しむことができない。[15]
こうしてみますと、僕は⑧以外は全部当てはまるんですよね・・・。
僕自身はアダルトチルドレンだと思います。
そしてこのアダルトチルドレンから回復するには、カウンセリング・ないしは自助グループへの参加が効果的とのこと。
この自助グループ、都会と田舎を問わず実にさまざまなところにあります。僕の地域にも毎週開いているところを見つけましたので、さっそく行ってみました。
自助グループって実際どんな感じのところ?
僕が参加したのは、アダルトチルドレンアノニマス(https://aca-japan.org/)というところです。
このアノニマスという言葉、「匿名」という意味があります。
参加者は原則匿名での参加となります。
さらに固有名詞の発言もなるべくNG(〇〇病院とか○○市とか)。
会の間は基本的に言いっぱなし、聞きっぱなしなので口を挟まれることはありません。助言とかもありません。
僕が参加した時は、テキストを輪読し、それについて自分の環境と絡めて話すスタイルでした。
人数はその時は7人くらい。男女や年齢はけっこうばらばらでした。
2時間くらいの会で、最初の一時間半は輪読と自分の話、残りはクロストークと言うことでこの時間は意見交換みたいな感じです。
参加は無料なのですが、一応献金制と言うことで机の真ん中にお金の袋が置かれています。
匿名性なので詳しくは書けないのですが、辛い経験をされている方がけっこういらして・・・なんというか、「自分も死んじゃいたいけど他にもそういう方がいて安心だな」と思いました。
話すことにも意義がある。
僕は結構簡単に自分の境遇について話してしまうタイプです。胸にしまうタイプではありません(笑)
でも話した後にいつも思うのです。
「ああ、あんなこと言わなくてもよかったのにな」と。
辛い過去についてぽろっとしゃべってしまったがために、「なんと思われているだろう」と無性に気になってしまうのです。
「辛い」というのはあくまで主観的な考え方。それを相手に手渡したときどんな反応をされるのか。
それについて敏感になってしまいしょうがありませんでした。
それでもつい自分の経験を軽率に語ってしまうことの理由は、周りに対して「自分はこんなにつらい経験をしてきたんだ。だから少しで良いから助けて!」というメッセージを発しているからのように思えます。
小さいころに親に心身ともに暴力を振るわれてきた自分。学校でもすごくいじめられていて居場所がなかった自分。周りがいつも羨ましくて仕方がなかった自分。
だから大人になった今でも、自分の心の中の幼い自分がまだいて、ヘルプを求めているのでしょう。
でも一般の人にそれを伝えた所で、こちらが満足のいく答えが返ってくることはまずありません。
いちど親しかった職場の先輩に虐待を受けていたことを打ち明けたところ、
「まぁ昔はそういうこともよくあったよね」
と軽く流されてしまいました。
その先輩がひどいのではありません。
世間一般にはこうした境遇があまり重く受け入れられない・・・というかどう反応したらいいのかわからないのが実情だと思います。
その点、こうしたアダルトチルドレンの自助グループではそうした「反応への心配」をする必要がありません。理由は二つあります。
一つは、自分の話したことは話しっぱなしにすることが原則だからです。
自分が話したことについて誰かが意見することはありません。
だから「こう言われたらどうしよう・・・。」という心配は必要ないのです。
もう一つは、周りもみんな同じようなことを経験してきているからです。
全員アダルトチルドレンだからここにきています。
みんな違う経験はしてきているけれど、抱えている生きづらさは同じです。
表情から見て取れる反応はそれぞれですが、真剣に聞いて頷いてくれる方もいます。
話をする順番は僕が最後だったのですが、みなさんのお話を聞いて、「こういうところまで話していいんだ!」という気持ちになれました。
結構その時は自分の考えについておおっぴらに話せたと思います。
まとめ:これからも行こうかどうかはまだ思案中
結果としては行って良かったと思います。ただ難点としては平日の夜にやってるので、妻と子供を残していくことになるということ。あと一番近いとはいえ車で1時間くらいかかるということ。
とはいえ最初の一回だけ行って判断するというのも性急な気もするので、もう少し通ってみようと思います。
アダルトチルドレンについてはまだまだお話しできる余地があると思うで、続編があればまた書きたいと思います!